百人一首 100番 百敷や
順徳院の歌です。決まり字は「もも」、出典は続後撰集の雑下です。
百敷や 古き軒端の しのぶにも
なほあまりある 昔なりけり
読み:ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なおあまりある むかしなりけり
現代語訳 宮中の古い軒先に生えているしのぶ草を見るにつけても、しのびきれないほどなつかしいのは、栄えていた昔の御代のことなのだ。
読み方
昔のかなづかい:ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり
100番を、かるたで読み上げるときの今の発音で書くと「ももしきや ふるきのきばの しのぶにも」「なおあまりある むかしなりけり」になります。100番は、続後撰集の「雑下」の部にのっている雑の歌で、続後撰集の中では1202番の歌です。
「読み上げ」は、この端末に入っている日本語の声で読みます。声によっては不自然に聞こえることがあります。読み上げのために何かを送ることはありません。
ことばの説明
- 百敷(ももしき)語
- 宮中のこと。(デジタル大辞泉「百敷」)
- 忍ぶ草(しのぶぐさ)掛詞
- 古い家の軒などに生えるしだのなかま。「偲ぶ」との掛詞。(デジタル大辞泉「忍ぶ草」)
この歌の場面
宮中の古い軒先に生えたしのぶ草を見るにつけ、天皇の力が強かった昔の時代がしのばれてならない、という歌です。百人一首の最後をかざる、過ぎ去った時代へのなつかしさに満ちた一首です。
作者の順徳天皇
第84代の天皇で、後鳥羽天皇の皇子です。承久の乱に敗れて佐渡に流されました。歌の学問の本「八雲御抄」を書きました(1197〜1242年)。(デジタル大辞泉「順徳天皇」)
「も」で始まる歌
100番のほかに「も」で始まる歌は1首あります。100番の決まり字は「もも」なので、2文字目の「も」まで聞くと、この歌だとわかります。
- 66番 諸共に あはれと思へ 山ざくら(決まり字「もろ」)
100番は二字決まりの歌なので、百人一首クイズの二字決まりで練習できます。
歌と読みの出典:ウィキソース「小倉百人一首」(歌・歴史的仮名遣いの読み・作者・出典)、照合:ウィキペディア「百人一首」の歌一覧(歌の読みと決まり字を1首ずつ照合)(確認日 2026-10-30)。現代語訳と説明はこのサイトが書いたものです。